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 環境生理学研究分野

 

研究紹介パンフレット

 

 

   

シンカイウリクラゲ
(有櫛動物門 環体腔綱 ウリクラゲ目)

パラオ海水湖で群泳するタコクラゲ
(刺胞動物門鉢虫綱根口クラゲ目)

絶滅に瀕している東北日本固有亜種
キタノアカヒレタビラ
(コイ科 タナゴ亜科 タナゴ属)
 

動物の進化をゲノムから読み解く

 進化遺伝学 教授 半澤 直人

 

  DNAの総体であるゲノムには、全ての生命現象を制御する情報が刻み込まれています。しかし、動物のゲノムでは、遺伝子の情報が刻み込まれている部分はごく一部です。例えば、ヒトのゲノムでは直接遺伝子の情報を刻み込んでいる領域は全体の5%に過ぎず、残りの95% の領域はただ塩基配列が並んでいるだけの砂漠のような存在と考えられていました。しかし、最近このような残りの領域にも、遺伝子発現を制御したり、組換えを起こしてゲノムの再編成を促し大規模な進化を誘導する働きがあったり、かつて遺伝子だったが機能を失って痕跡だけになってしまったものが多数あることがわかってきました。このように、動物のゲノムを解析して、種間で比較すると、ダイナミックな進化の謎が解明できます。

  当研究室では、最近の研究から現生で最も原始的な多細胞動物と考えられるようになった有櫛動物クラゲ類におけるゲノムの再編成や進化の仕組みを調べる研究、パラオ諸島の海水湖群に隔離されている刺胞動物クラゲ類や、貝類、魚類の集団における急速な進化の仕組みを調べる研究、母なる大河・最上川水系周辺水域に存在したとされる巨大古代湖で種分化して きたと考えられる地域固有の淡水魚類の進化の仕組みを調べる研究などを行っています。皆さん、悠久の進化の謎解きに浸ってみませんか!?

 

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