系統分類学研究分野

 進化・遺伝学研究分野

 生態学研究分野

 植物生理学研究分野

 動物生理学研究分野

 発生生物学研究分野

 環境生理学研究分野

 

研究紹介パンフレット

 

 

 

様々な研究手法を組み合わせることで、より正確な発見を目指す

反芻動物の第一胃における栄養素吸収関連タンパク質の分布
緑:Na 依存性有機酸輸送体、赤:Na ポンプ、青:細胞核

消化管環境が紡ぎ出す 食・微生物・生体生理の共演

 環境生理学 准教授 小酒井 貴晴

 

  腸管環境は体内環境と異なり、口と肛門で外部環境と繋がっています。 摂取した食事組成は栄養素として消化•吸収されますが、消化・吸収されに くい成分は腸内微生物によってさらに分解・発酵され、最終的には糞便とし て排泄されます。我々の研究室では、栄養生理を基に、これら複雑な腸内環 境下で活動している腸管細胞の生理機能(細胞運命や機能)を解明した上で、 その機能をコントロールする物質(制御因子)を見いだそうとしています。 具体的には、1)消化管表面を覆っている上皮細胞が、どのように増えて(増 殖能)、どのように剥がれ落ちていくか(分化や細胞死)を解明しています。2) 消化管に流れる電流(電荷を有するイオン量)を測定することで、腸内発酵や栄養成分 がイオン吸収に及ぼす影響を解明しています。3)野生下または人工飼育下の哺乳類や鳥 類などの消化管内に生息する微生物叢の特徴を解明すると同時に、食品に付着している微 生物を単離することで、それら微生物菌の有用活用法を模索しています。最後に、国内外 の研究者と連携しながら、「誰も知らない世界(生命現象)を世界で一番最初に知る喜び」 に加えて、「たくましき山大生」を目指す学生らと一緒に、今日もコツコツ研究しています。