系統分類学研究分野

 進化・遺伝学研究分野

 生態学研究分野

 植物生理学研究分野

 動物生理学研究分野

 発生生物学研究分野

 環境生理学研究分野

 

研究紹介パンフレット

 

 

   

金華山島のニホンジカ(1)

金華山島のニホンジカ(2)

山形大学演習林のツキノワグマ
 

野生動物の遺伝的多様性の研究 ―保全と保護管理―

 基礎生物学・生態遺伝学 教授 玉手 英利

 

  私が知りたいのは、生き物の群れが,時間的、空間的にどのように変わっていくのか、群れ の中でそれぞれの個体はどのように振る舞っているのか、です。群れの変化を調べるのは集団レ ベル(population level)、個体の暮らし方を調べるのは個体レベル(individual level)での研究 です。研究対象は、ツキノワグマやニホンジカなどの大型動物や絶滅が危惧される蝶類などです が、いずれも長期継続観察や捕獲をすることが難しいので、分子生態学的な手法を使って調べて います。ツキノワグマの研究では、DNA マーカーを使って、ツキノワグマの生息適地を調べ、 東北南部の集団が大きく4つに分かれていることを見いだしました(Mammal Study 40, 231-244, 2015 年)。天然記念物のニホンヤマネの研究を行った研究室メンバーは、ヤマネが どのような場所を好んで利用しているか、長期の調査に よって明らかにしました(Ann. Zool. Fennici 53,81-90. 2016 年)。現在、手がけているのは、ニホンジカの遺伝 的多様性に関する国際共同研究と、絶滅危惧種の蝶類を対 象とした全ゲノム解析です。私は退職するまであと3年な ので、おもに卒業研究を中心とした学生指導しかできませ んが、一緒に野生動物の保全や保護管理に関する研究をし たい人がいれば、歓迎します。

 

 →研究室のホームページ