系統分類学研究分野

 進化・遺伝学研究分野

 生態学研究分野

 植物生理学研究分野

 動物生理学研究分野

 発生生物学研究分野

 環境生理学研究分野

 

研究紹介パンフレット

 

 

 

春の林床を彩る草本植物ニリンソウ

野外や室内における研究風景

植物のダイナミックな動きを捉える

 植物生態学 准教授 富松 裕

 

  一見、毎年同じように見える植物の個体群や群集も、よく見れば絶えず変化を続けています。 例えば、いつも同じように樹木がそびえ立つ森林でも、同じように花を咲かせる林床植物の自生 地でも、次世代を担う予備軍(幼植物)が、少しずつ育っています。ヨシやササなど地下茎や匍 匐茎を伸ばして殖える植物は、空間を探索しながら広がっていきます。また、同じ植物でも、そ れぞれの環境に対して適応を続けており、その生き方はどの場所でも同じではありません。また 近年では、人間活動による自生地の改変や気候変動にともない、生態系は急速に変化しつつあり ます。そして、このような変化は、植物に よる一次生産を始めとする生態系の様々な プロセスにも波及していきます。

  私たちの研究室では、主に温帯林に生育する植物が見せる「ダイナミックな動き」 に注目しながら、(1)植物の分布域がどのように決まるか、(2)変動する環境に対 して個体群や群集がどのように応答するか、(3)栄養生殖などの生活史形質がどの ように適応進化してきたかなど、生態学のさまざまな課題に取り組んでいます。北 日本を中心とした広い範囲で野外観察や操作実験を行っているほか、DNA 変異を用 いた集団遺伝学的なアプローチも取り入れて研究を行っています。

 

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